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30年後のわたしへ | あなたは未来の自分へ、どんな手紙を書きますか

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あなたは未来の自分へ、どんな手紙を書きますか?

 

未来の自分へ手紙を書く。

それは簡単なようで難しい。

 

KOSE中国進出30周年記年式典のオープニング映像を企画した際、「30年後の自分へ」というコンセプトで企画書を制作した。しかし、肝心の手紙を書くことに、正直とまどいと迷いを感じた。

 

極めて個人的な時間の流れに対するモノローグを、どのようにしたら普遍化できるのか。

未来への希望を感じさせる表現にできるのか。

非常に悩んだ。

 


30年後のわたしへ

 

30年後のわたしへ(全文)

 

元気ですか?

いま、わたしは何をしていますか?

いま、わたしはどこにいますか?

誰といっしょにいますか?

誰と笑ってますか?

夢はかないましたか?

幸せですか?

さみしくないですか?

 

わたしからみたら、

30年後なんて、遠い未来すぎて

あなたからみたら、

30年前なんて、はるか昔すぎて

お互いの顔も浮かばないくらい

ぼんやりとしたイメージだと思うけど、

わたしはあなたが笑っていられたらいいなと

それだけを思います

 

いま、わたしはちょっと悩んでいます

わたしらしさって何だろうって

 

仕事、家族、友人、恋人

日々めまぐるしく流れてゆく時間や環境の中で、

大切にしたい「自分のコアな部分」

それを本当に、これからも変わらずに

持ち続けられるのだろうかって

 

決して変化を怖がってるわけじゃないんです

でも、無駄に流されたくはない

これからの自分自身の歩みで、

そんな自分らしさも強くできるのかな?

できるのかな?

 

あなたはいま、自分らしく生きていますか?

未来へむかって、日々、一歩一歩

胸を張って生きていますか?

 

未来のあなたが

「ああしていればよかった」

「こういておけばよかった」

なんて後悔しないように

わたしも今を、これからの日々を

精一杯、笑顔で、いきてゆきます

 

だから、あなたも、

わたしのことを笑って待っていてください

 

わたしが笑って、あなたの場所へ来る日を、

笑って待っていてください

 

いま、わたしは、清々しい気持ちでいっぱいです

 

時を超えて未来の自分に手紙をかくなんて

正直、はじめは、恥ずかしくて仕方がなかったけど

あなたはわたしな訳だから

嘘もなく、こころのままに、いまの気持ちを書きました

 

わたしは、明日、

明日のわたしに出会います

 

明後日は、

明後日のわたしに出会います

 

そして、30年後、

わたしは30年後のわたし、

そう、 あなたにに出会います

 

その日まで、どうかわたしに勇気をください

それだけで、わたしは、前よりすこしは強く

前に歩いていけるような気がするのです

 

30年後のわたしへ

 

きっと前よりも強く

わたしは、いまを、生きてゆく

わたしは、いまを、生きてゆく

 

(コピーライト:イクジー48の中のひと)

 

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誰が誰にむけて手紙を書いているかに悩む

誰が誰にむけて手紙を書いているか。

本来、広告物ならばそれは明確にターゲット化され、そのペルソナが限定されるべきなのだが、30年という長い時間軸を表現する上で、それらが複雑に混ざり合っていった。

 

18歳の時の自分が、いまの自分に書く。

48歳の自分が、30年後の自分に書く。

(遺書かよっってツッコミながら)

 

はじめはそんなチープな所からスタートしたのだが、手紙を書き進めるうちに、自分の過去と未来へ思考が行き来しはじめ、人生の様々なシーンがフラッシュバックした。

 

今はもう顔も思い出せない、ずっと引きずっていた学生時代の彼女。

共に夢を語り合ったのに、自らの命を絶った親友。

仕事にも結婚にも失敗し、挫折からなかなか立ち直れなかった自分。

そんな自分を救ってくれた父母、家族、友人、仕事仲間。

そして、こんな僕に未来への希望をくれた、妻と息子。

 

そんな自分の人生に関わった全てのひとたちに後悔や感謝、そして希望を伝えたい。

「いまも、俺は生きてるよ」「これからは、いまという瞬間を大切にして生きてゆくよ」と伝えたい。

そう強く思った。

そして、それは普遍性をもつ感情、メッセージに変換できる。

そう思った。

 

そこまで感情の整理をしてから再度、言葉の抽出と選択をし、普遍性のある構成に組み立て直し、広告主であるKOSEさんの企業理念と擦り合わせて、この一枚の手紙を完成させた。

そして本編では、複数の時間軸を進行させつつ、二組の母子のエピソードを交差させることで、今という一瞬の中に30年という月日を表現するような演出的仕掛けをつくった。

 

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あなたも未来の自分へ手紙を書いてみよう

僕は普段は広告の仕事をしているため、ここまで個人の感情に訴えかけるメッセージ性の強いものをつくる機会はほとんどない。

だからなのか、裸の自分を見られているような気がして非常に恥ずかしい気持ちもある。

 

しかし、僕はこの仕事をして良かった、この手紙を書いて良かったと、心の底から思うことができる。

それは、人が生きているとこびりついてくる重たい荷物が、改めて自分の言葉にすることによって軽くなったこと。そしてそれによって、これからの自分の生き方が明確になったからだと思う。

 

だからもし、あなたが今、何かに悩んでいたり行き詰まっているならば、未来の自分へ手紙を書いてみよう。

たぶんそこには、これからのあなたが生きる上で、最も大切にしたいものが浮かび上がる。

そして、それは、これからあなたが進むべき「明確な指針」を示してくれると、僕は思う。

 

(ご覧になってくださると嬉しく思います。)


30年後のわたしへ

 

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