ストッケ、カトージ、大和屋。
ベビーチェアを購入する際、候補にあがるのは主にこの三社の製品になります。
この三社のベビーチェアの特徴を簡単に比較すると以下のようになります。
ストッケ トリップトラップ
材質=ブナ材、耐荷重=140kg
・高額だが洗練されたデザイン
・座板が直線
・オプションのテーブルはプラスチック製
カトージ ベビーチェア ファニカ
材質=ブナ材、耐荷重=60kg
・廉価だがシンプルなデザイン
・座板が直線
・テーブルは木製、股ガード部分が布
大和屋 すくすくチェアプラス
材質=ラバーウッド材、耐荷重=60kg
・廉価だがシンプルなデザイン
・座板が波型
・テーブルは木製、股ガード部分も木製
我が家では各メーカーの口コミなども比較検討し、大和屋のすくすくチェアプラスを購入することにしましたが、今回はその購入決定の要因と使用レビューを報告していきます。
ストッケのトリップトラップ
その価格と耐荷重性能に対する判断
ストッケは競合二社と比較すると約25.000円高額になる
育児用品においても価格は非常に大きな選択基準となります。
ストッケのトリップトラップは、その洗練された北欧デザインに惹かれるものがありましたが、テーブルなどの付属品がオプション購入扱いになり、競合二社と比較した場合、総額面で約25,000円以上の差があります。
「25,000円あれば、子供のために何ができるだろう」
思わずそう考えてしまうほど、大きな価格差だと思いました。
140kgの耐荷重性能は本当に必要か
耐荷重が140kgと競合二社と比べ二倍以上の耐荷重性能があり、安全性能的には図抜けていますが、果たしてそこまでの耐荷重性能が必要なのかという疑問を持ちました。
また他の商品でもよく記載されている、「対象年齢が幼児から大人」という文言にも違和感を覚えました。
「大人がベビーチェアに座るシチュエーション、ありますか?」
我が家の場合に置き換えると、そのシチュエーションはほぼありません。
→以上の二点から、我が家ではストッケの購入を見送りました。
カトージと大和屋のすくすくチェアの二つの違い
1.座板の形状が直線か波型か
座板の形状は、カトージが直線、大和屋は波型です。
これは見逃されがちなポイントですが、口コミサイトをみるとこの形状の差の大切さを認識させられました。
「波型の座板は、座らせやすく、座りの安定感がいい」
大和屋のすくすくチェアのユーザー口コミに書かれていたレビュー群は、商品選択の際に非常に参考になりました。
動きたい盛りの赤ちゃんをテーブル付きのベビーチェアに座らせるのは一苦労です。また、座っている時の足の動きを自由にさせないことで「座りの安定感」に違いが生まれます。
2.股ガード部分が布製か木製か
赤ちゃんが足を通す部分の股ガード。
カトージは布製で、大和屋は木製ですが、その大きな違いは下記のようになります。
布製の股ガード
・布製なので痛くない(ように見える)。
・離乳食などで汚れた際に、汚れを落とすのに不便
木製の股ガード
・木製なので痛い(ように見える)。
・汚れを落とすのが簡単
離乳食を食べさせる時、赤ちゃんが突然動いたりするなどして離乳食をこぼしたり落としたりする場面が多くあります。
その度ごとにキレイに掃除しなければなりませんが、木製の股ガードの方が「拭き取るだけ」なので、その掃除ストレスが低いと判断できます。
→以上の二点から、我が家では大和屋の「すくすくチェアプラス テーブル付き」の購入を決定しました。
我が家が検討したベビーチェアのまとめ
(画像をクリックするとamazonの購入ページへ移行します。)
ストッケ トリップトラップ
高額ではありますが、洗練されたデザインとカスタマイズ性。そして圧倒的な耐荷重性能の安心感を求める層には、ストッケのトリップトラップが向いているかと思います。
しかし、座板が直線形状で、オプションのテーブルがプラスチック製などのデメリットもあります。
プラスチック製テーブルのデメリット
・材質の経年劣化
・汚れ物などのシミが落ちなくなる
カトージのベビーチェア群
カトージの魅力はやはり安い価格帯に多様な商品ラインナップが揃えられている点にあると思います。
一部では「昭和的で古臭い」などと言われているデザインも、一周まわってそのシンプルさや丸みが魅力的なものになっていると僕は思いました。ストッケと比較しても劣らないデザインだと思います。
しかし、座板が直線形状であることと、股ガードが布製なことから、使用ストレスが若干ありそうだなとも感じました。
大和屋のアッフルチェア
大和屋から販売されている人気のアッフルチェアも検討した商品のひとつです。
我が家の子供が女の子だったならば、すくすくチェアではなくアッフルチェアを買っていたかもなと思うくらいカワイイデザインが魅力です。
大和屋 アッフルチェアの良い点
・蛍光色でかわいい色合い
・イスとカバーの組み合わせが豊富(36パターン)
しかし、座板が直線形状であることと、股ガードが布製なことから、使用ストレスが若干ありそうということで、購入を見送りました。
マジカルチェア
ストッケのトリップトラップとそっくりなデザインにも関わらず、値段は5000円を切るという驚きの価格で人気のマジカルチェアも、購入を検討した商品です。
マジカルチェアの良い点
・圧倒的な値段の安さ
・トリップトラップそっくりなデザイン
しかしこの商品も、座板が直線形状であることと、股ガードが布製なことから、使用ストレスが若干ありそうということで、購入を見送りました。
また、本家のトリップトラップと比べてしまうと、やはり材質のチープさは否めません。デザインとは「形状だけでなく、その材質も含めてのもの」と思っていますが、その辺を気にされない方には、まさにうってつけの商品だと思います。
大和屋のすくすくチェアプラス テーブル付き
我が家では、価格と性能、そして掃除のしやすさなどのトータルバランスが優れていると判断し「大和屋のすくすくチェアプラス テーブル付き」の購入を決めました。
すくすくチェア購入のポイント
・廉価だがシンプルなデザイン
・座面が波型=座らせやすく、座りも安定
・木製の股ガードとテーブル=掃除のしやすさ
大和屋すくすくチェアプラス テーブル付き使用レビュー
組み立ては工具なしで約40分
「すくすくチェアプラス テーブル付き」は、付属の六角レンチだけで組み立てられるので、準備すべき工具が不要でした。
DIYなどに不慣れな僕でしたが、妻の手助けを借りることなく、一人で約40分ほどで完成。特に重たいものもないので、女性の方がひとりでも十分に組み立て可能だと思います。が、その際にひとつだけ注意点があります。
すくすくチェアプラス 組み立て時の注意点
・ネジを締めすぎないようにしましょう
→組み立て後半にかけて、部品がはまりにくくなります
波型の座面は本当に良い
すくすくチェアプラスの特徴である「波型の座面」。
これは本当に使い勝手が良いと実感します。
座らせやすく、しかも、座りが安定する。
バタバタと動きたがる赤ちゃんの足を自由にさせないことで、赤ちゃん自身の踏ん張りも身につき、離乳食を食べる際の姿勢もよくなったように思います。
(また、踏ん張りが効くようになると、赤ちゃんの噛む力が増すそうです。)
全てが木製なので掃除がしやすい
離乳食をあげる際に、どうしても汚れてしまうテーブルとイス。
やはり掃除のしやすさを無視することはできません。
ご飯をこぼされたり、投げられたりすると、ついイライラしがちになりますが、「すくすくチェアプラス」は全てが木製なので拭き取るだけで掃除が終わります。
そんな細かな育児ストレスを軽減できる点も、評価できるポイントだと思います。
最後になりますが、決して安くはない育児用品の買い物が増える中、この記事が価格と性能のコスパにこだわる皆様のお役に立つことができたならば嬉しく思います。
(画像をクリックするとamazonの購入ページへ移行します。)