こどもに初めて絵本を買うとき、親ならば誰でもいろいろな願いをそこに託します。
「やさしい子にそだってくれるよう、やさしいトーンの絵本を買おう」
「頭のいい子にそだってくれるよう、東大生がつくった絵本を買おう」
そんな親御さんの願いは、どれもすばらしいものだと思います。僕もゴールデンウィークに生後二ヶ月の息子のファーストブックを池袋東武の旭屋書店に買いに行くとき、そんなことをいろいろ考えていました。
0歳児への絵本は、軽さと丈夫さが大切。
→重い絵本は手がプルプルして長時間つかえない。
→軽いだけでもダメ!つかんだり口にいれられても大丈夫な素材の絵本を選ぶ。
そのとき、僕が息子に買ったファーストブックは定番で大人気の「しましまぐるぐる」でした。
池袋の旭屋書店は絵本の在庫が年齢別に非常に充実していて、実際に中を見られるサンプルの数も豊富だったため、新生児からゼロ歳児対応の絵本コーナーの前でかなりの時間なにを買うべきか迷いました。そして、ようやく買ったのが「しましまぐるぐる」です。
生後二ヶ月の息子、「しましまぐるぐる」に食いつく。
帰宅してさっそく息子に「しましまぐるぐる」を読み聞かせすると、食いつくくいつく!各ブックレビューで書かれているとおり、その食いつき半端ない感じでした。うれしくてうれしくて妻と一緒に興奮したことを思い出します。僕の親なぞ「この子は頭がいい!」なんて孫フィーバー全開のリアクションでした。
しかし、ひとつだけ難点が…
それは、丈夫な素材ゆえに重いんです。
あおむけで使っていると、腕がプルプルしてくるんです。
そして徐々に、長時間の読み聞かせにストレスを感じるようになりました。
(加筆:生後6ヶ月を超えてくると、その重さが活かされてきていると感じます。そのことに関しては、また後日、記事を書きたいと思います。)
ひよこクラブの付録ペネロペ読み聞かせBOOKを投入。
→変わらぬ食いつき!しかも軽い!
そんなある晩、妻が入浴中にルーティーンの読み聞かせをしようと本棚にむかうと、そこに一冊の絵本を発見しました。妻が妊娠中に定期購読していた、ひよこクラブの付録で付いてきた「ペネロペ読み聞かせBOOK みーつけたっ!」です。
「ただでついてきた付録だから、そんな期待できないけど試してみるか」という軽い気持ちで手にとって読み聞かせてみたのですが、もうビックリの食いつき具合。特にトラのアラジンと赤ちゃんキャラのフィーフィとタータに反応をしめしました。
しかも軽い!
軽いから息子の「もう一回アピール」も苦にならなくなり、長時間の読み聞かせが可能になったキッカケの絵本となりました。
また、この本は「いないいないバー」の形で絵本のページ端が開け閉めできる構造になっているので、短期記憶が発達してきた生後五ヶ月を過ぎから、より興味と興奮をおぼえるようになったと感じます。使えば使うほど、本当にいい付録だと実感します。
ということで、我が家の生後半年間の絵本使用頻度BEST3を発表したいと思います。
我が家の生後半年間の絵本使用頻度BEST3
1位:ペネロペ読み聞かせBOOK みーつけたっ!(ひよこクラブ2018年4月号付録)
2位:くっついた(三浦太郎著、こぐま社)
3位:ベイビーアインシュタイン My Favorite Colors(おもちゃ&布絵本)
1位:ペネロペ読み聞かせBOOK みーつけたっ!(ひよこクラブ 2018年4月号付録)
これはもう上に書きましたのでこれ以上の詳述はさけますが、今現在もうちの読み聞かせのエースとして活躍しています。
軽さ以外の一番の理由は、やはり「いないいないばー」ができることです。
「いないいないばー」は、不安、期待、驚き、喜びという感情の醸成に役立つと言われており、また予測する力や想像力のアップに効果があるそうです。ですので、そのような教育的観点からも使用頻度が高くなっているというのが現状です。
2位:くっついた(三浦太郎著、こぐま社)
この本は、僕たちの住んでいる自治体が提供している「ブックスタート事業」の一環で、4ヶ月検診のときにありがたいことに無料でいただきました。いろいろな動物が離れたりくっついたりする単純な構成をかわいらしい絵で表現し、最後は赤ちゃんとお母さんとお父さんのほっぺがくっつくという、非常にやさしい作りになっています。
うちの息子は特に最後の2ページがお気に入りらしく、そこになると毎回鼻息を荒くして奇声をあげます(笑)。
3位:ベイビーアインシュタイン My Favorite Colors(おもちゃ&布絵本)
これはつい最近、妻の友人からいただきました。赤ちゃんが手で握れるような鏡付きの取っ手に布絵本がアタッチメントで付属している形になっています。取っ手の部分はぶんぶん振り回したり、顔の上に落としたりしたら怖いので、いまは外して布絵本だけ使用しています。
内容は、シマウマのクラウディが色絵の具を順々に使ってひとつの作品を描きあげるというストーリーです。文章は英語なのですが、簡単なものなので、歌にして読み聞かせています。息子は興奮してくると僕の手から奪い取って口の中にいれちゃうので、しょっちゅう洗濯する必要があり、現状3位となっています。
0歳児向け絵本の読み聞かせのコツ
→想像力をはたらかせて、親が飽きないように話しをつくる。
→簡単でもいいのでメロディをつけて歌にすると親も飽きにくい。
0歳児向けの絵本は、赤ちゃんが食いつく色や形状をベースにしていて、ストーリーがないものがほとんどです。なので、どう読んだらいいのか、少し難しいところがあります。そこで必要となるのが、親の想像力です。想像力を働かせて、一枚の絵の中から簡単な物語を自分でつくりだす。そして、登場人物ごとに声音を変えて、赤ちゃんの感情を刺激するような読み方ができるようになると完璧かなと思います。
例えば、一番最初に書いた「しましまぐるぐる」。
僕はこれを読むとき、必ずこのように始めます。
「◯◯くん、こんばんは。僕は◯◯くんのヒーロー、しましまぐるぐる。おぼえてるかな?では、今夜も◯◯くんを冒険の世界へ招待するよ!はじまりはじまり〜」
てな感じです。
ペネロペ、くっついた、ベイビーアインシュタインは鼻歌レベルのメロディをつけて歌って読み聞かせます。毎回同じメロディとはいきませんが、なるべくループするようなメロディをつけ、物語がつづいていることをとリズムで感じてもらえるように工夫しています。
歌にする最大のメリットは、親が飽きにくくなることです。
そして、それを寝かしつけや抱っこしてあやす時に自然と口ずさむことができるようになり、こどもが落ち着くような気がしています。
まとめ
子供への読み聞かせは、親になった者しか体験できないとても幸せな時間です。
そして、赤ちゃんの成長を間近で実感できる素晴らしい時間でもあり、また気付いたときにはあっという間に過ぎ去ってしまっている愛おしい時間でもあります。
だからこそ、「今しかできないこどもとの触れ合い方」を全力で楽しむ。
そんな親になりたいと、僕は誓います。
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