育児をはじめて、最初に時短の必要性を感じる瞬間。
それは、ミルクづくりです。
「おぎゃあああああああああああ」
お腹をすかせた我が子の必死な形相と、こころを締め付けてくる泣き声に焦りながら、急いでミルクをつくる。そんな瞬間がなんどもあります。
「まだ熱すぎる、はやく冷えないかな…」
熱湯で溶かしたミルクのはいった哺乳びんを水道水で冷ましながら、「はやくはやく…」とこころの中で焦ってしまう。
そんなときに痛感するのが、ガラス製の哺乳びんの熱伝導率の高さ=冷めやすさです。
「ガラス製って割れやすくない?」
「重くない?」
などの疑問もあるかと思いますが、使用半年、そのようなストレスはゼロでした。
今回はそんなガラス製哺乳びんの中から、【9年連続★たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2018・哺乳びん部門1位!】を獲得し、多くのママに支持されているピジョンの母乳実感 哺乳びん 耐熱ガラス製をレビューしていきます。
この商品の具体的な説明は公式ページのコチラをご覧ください。→母乳実感® 哺乳びん | ママのはじめてサポートサイト | ピジョンインフォ
母乳実感 哺乳びん(耐熱ガラス)使用レビュー
→熱伝導率が高いからすぐ冷える。
→びんの口径がひろいから洗いやすい。
→ミルク準備&後片付けの時短。
ガラスとプラスチック大きな違い=熱伝導率
一般的に、「ガラスは熱伝導率が高く、熱いミルクを冷やしやすく、プラスチックは熱伝導率が低いため、熱いミルクを適温にするのに時間がかかる」といわれています。
これは本当なのでしょうか?
双方の熱伝導率について、ちょっと調べてみました。
熱伝導率
熱伝導率とは、熱伝導度ともいい、熱伝導において、熱流束密度(単位時間に単位面積を通過する熱エネルギー)を温度勾配で割った物理量の事、又は定常状態の条件下で単位温度勾配(温度差)に起因する単位面積の表面に対して垂直な方向の単位厚さを透過する熱の量の事。
単位は1 W/(m・K) = 1 W/(m・℃) = 0.85984 kcal/(hr・m・℃)
ガラス:1.05 W/(m・K) (引用:熱伝導率一覧1 – WIKITECH)
プラスチック:0.13-0.52 W/(m・K) (引用:プラスチックの熱伝導率の一覧)
ガラス素材もプラスチック素材も日々進化しているので一概に論じることはできないと思いますが、こうやってみると、基本的にガラス素材の方がプラスチック素材よりも熱伝導率がかなり高いことが客観的に理解できますね。
(ほんとはちょっと単位記号の意味が難しいけど…)
繰り返しになりますが、以上のことをまとめるとこうなります。
熱伝導率が高いガラス製
→適温にする時間が少なくて済む
→冷めやすいため、長時間の保温には向かない。
熱伝導率が低いプラスチック製
→適温になるまで時間がかかる
→冷めにくいから、あたたかいのが好きな子には向く。
我が家では基本母乳でそだてていますが、どうしても僕がミルクをあげないといけない場面がいくつかあります。
特に妻がお出かけのとき。
赤ちゃんとふたりでお留守番するときに夫がやらねばいけないスキルはいくつかありますが、ミルクをつくって飲ませることは、まず最初のステップです。そのときに、ミルクを適温に冷ます時間の長さに非常に焦りを感じます。
ぶっちゃけ、プラスチック製だとガラス製とくらべて、約2倍の時間かかります。
この時間、数分なのですが、とてつもなく長い。
そして、こころが痛む。
よって、我が家の場合、僕がミルクをあげるときは、これ以外使用していませんし、他は考えられない状態です。
(プラスチック製の哺乳びんは、割れにくいため、おもに外出用に使用しています。)
びんの口径がひろいから洗いやすい
びんの口径がひろいから洗いやすいのも、この商品のおおきなメリットのひとつだと思います。口径がせまいとブラシがなかなか入りませんし、びんの下の四隅まできれいにブラシで洗うことが難しい。だから、時間もかかりますし、ちょっとしたストレスにもなります。
そのような衛生面からみても、口径がひろい哺乳びんの方がよいなと思います。
乳首が変えられるのも嬉しい
新生児から半年くらいたつと、赤ちゃん自体が大きくなるので、新生児のときに使用する乳首からミルクが吸いにくいということが起こりえます。この商品の乳首は新生児用のSSサイズから9ヶ月以上までのLLサイズまでラインナップ。
(参考引用元:https://products.pigeon.co.jp/item/index-486.html)
我が家ではいま、二代目のMサイズの乳首を四ヶ月過ぎから使用していますが、6ヶ月を過ぎたあたりから200mlを一気に飲むことも多いので、赤ちゃんにとっても飲みやすいのかなと思います。
まとめ
→赤ちゃんにミルクをあげる。そんな幸せな時間こそ、ローストレスであるべき。
冷ます時間が短縮でき、赤ちゃんがすぐにミルクを口にできる。
ガラス製の哺乳びんのもたらすこのメリットは、ママにもパパにも、そして赤ちゃんにもストレスがすくなく嬉しいものです。
赤ちゃんにミルクをあげる。
そんな幸せな時間こそ、ローストレスであるべき。
僕はそう思います。
そして、育児に非協力的な男性諸氏には、妻とともに育児をはじめることで、楽しいとこだけ楽しむのではなく、育児に心身ともに疲れ果てる妻にも自由な時間が必要だということを理解してもらえたらと思います。
では、また会える日その日まで…
See You!
(生後半年までに役立った育児用品のまとめは↓コチラになります。)