こどもが産まれると、僕はすぐに銀行口座をつくった。
生後一ヶ月以内での開設は、おそらく日本のトップ10%以内のスピード開設だったと自負はしてはいる。(意味ないけど…)
開設してみて思うのは、そんなに焦ってつくる必要性は全くなかったということだ。
もしあの時、子供手当ては親の口座にしか振り込みができないと知っていたら、僕もこんな馬鹿げたことに心血をそそいだりはしなかっただろう。
しかし、その時の僕には、そんなことを考える余裕も、調べる余裕もなかった。いつも的確な助言を与えてくれるはずの妻も、義実家にいたため、そばにいなかった。
だから僕は、ただただ盲目に、こどもの口座開設というミッションに向かい、息子の初めての届出印をチタンでつくったのである。そして、その理由は最初、チタンの漢字にありました。
最高級チタン印鑑(ブラック牛もみ革印鑑ケース付)【13.5mm】銀行印/実印
チタンを漢字で書くと 鈦 。
そうなんです。金に太いと書いてチタンなんです!
字面からめっちゃ縁起いいパワー、でてるんです!
この漢字を知ったのは恥ずかしながら数年前、法人設立のためハンコ類をつくりにハンコ屋さん21に行ったときのことでした。法人設立の初期費用をなるべくおさえたかった僕は、もちろんハンコも安くすませるつもりで行ったのですが、店の店主にこう言われました。
店主「木や象牙もクラシックな人気がありますが、最近はこのチタンも人気ですね」
IKG48「え、チタンですか?」
店主「これなんですけど、チタンの漢字がカネ偏に太いと書くんですよ。つまり、金が太る、貯まるってことで、中国の方で人気に火がついて、それが日本でもって感じでして…」
IKG48「えええ!その漢字、めっちゃ縁起いいじゃないですか」
ま、こんな流れでうまいことのせられて高いチタンの社印を購入させられたのですが、彫りが終わって初めて自分のチタンハンコを手に取ったときの感慨は忘れられないものがありました。で、自分の実印もチタンに、そして結婚後には妻の実印もチタンでつくった次第であります。
それにしても、中国人オソロシス。
さすがは携帯の番号8888が数億円で取引されるほど縁起にうるさい国民性。
こういう細かいところも見逃さないとは全くもって恐れ入ります。
チタンの三大特徴は軽い、強い、そして錆びない。
→ノンアレルギー素材でもある。
→息子が成人したときに、そっと手渡せる。
チタンの三大特徴は、軽い、強い、錆びない。
そして、昨今注目されているノンアレルギー素材でもある。
思い返せば、僕がはじめて実印を手にしたのは大学卒業後、一人暮らしをはじめるときに母親から贈られたときでした。あれからはや25年の月日が経ちますが、いまでもよく覚えています。
「これがあなたの実印よ。社会人として独り立ちする自覚をもって、これから生きていきなさい」
そう言って、母は牛の皮の袋にはいった木彫りの実印をくれました。
「あなたの銀行口座をはじめて作ったとき、あなたはまだ小さくて、うちは貧乏でどうしようもなかったけど、将来あなたに渡せるよう立派なハンコにしようってお父さんが言ってね、これを作ったの。じゃ、頑張りなさい」
そのときもらった実印は、残念ながらいまはヒビ割れ、欠けている。
しかし親は、僕にこの実印をつくってくれたとき、きっと「一生モノ」として作ってくれたんだなと、いまならわかる。
そして、親からもらったその想いだけは、まったく欠けることなく胸に残っている。
大切なのは親としての想いだ。
僕も息子のためにはじめて作ったハンコを、成人した息子に手渡したい。
20年後も欠けることなく、家族が一緒でありますようにと願いを込めて。
だから僕は、チタンのハンコを、買いました。
最高級チタン印鑑(ブラック牛もみ革印鑑ケース付)【13.5mm】銀行印/実印
「よし、俺も(私も)さっそくハンコつくってこどもの口座をつくっちゃうぞ!」なんて思ってしまった気のはやいひと用に、下記に口座開設の理由と必要なものリストなどを列記しておきます。プチネタなどもありますので、よろしければご参照ください。
口座開設の理由
→親と子供の資産を明確に区分し管理したかったから。
なぜ、こどもの口座をつくろうと思ったのか。
それは、出産祝いやこれから貰えるであろうお年玉を、こども名義の口座にしっかりと分けて管理したいと思ったからである。(実際はこれにプラスして、子供手当ての振り込みもこどもの口座に変更し、親の資産と子供の資産を明確に区分しておきたいと思ったのであったが、恥ずかしながらそれは不可だった。世帯内で収入のもっとも多いひとの口座が振り込み対象と後に役場のカウンターで教えられ、冒頭にも書いた通り、すこし恥ずかしい思いをしたのである。)
銀行の窓口でも口座開設の理由をきかれますので、なぜ開設するのかの答えは用意していくといいと思います。
こどもの預金口座開設に必要なものリスト
-
本人確認証
-
こどもの保険証
-
届け出印
-
現金
-
母子手帳
僕はこどもの戸籍もはいった住民票を持っていったのですが、母子手帳の提出も窓口でいわれ、一回家にとりに帰りました。(その後、該当銀行HPのQ&Aに母子手帳が追加されたのを確認しました。)ので、該当銀行のHPに書かれてなくても、無駄足をふまないために、母子手帳も持っていくことをおすすめします。
最初に口座に入金する金額は、出生体重の数字分を入金するのが、ママたちの間でひそかなブームだということも付記し、ここに今回の記事を終えたいと思います。