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【 シリーズ : 聞く力トレーニング01 】夫婦や子育て、ビジネスのコミュニケーションにお悩みのあなたに | これからの時代、聞く力こそが最強のスキルになる理由

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はじめに言いますが、僕はバツイチです。

かつて結婚していた女性は、ある日普通に出勤し、そのまま帰ってきませんでした。

そして約二ヶ月後に、サインのされた離婚届だけが郵送されてきました。

僕にはまったく理由がわからなかった。

ずっと、良好な夫婦関係だと信じこんでいました。

しかし、現実は違っていた。彼女のこころは冷えきっていたのです。

 

理由がわからなかった僕は、その理由を求め、さまよい続けました。

「あれが悪かったのかな?」「それともあの事かな?」

そんな決して報われることのないネガティブな思考のスパイラルに僕は巻き込まれ、落ちました。

ほんと、プライベートも仕事も落ちるとこまで落ちました。そして、ハンコを押しました。

 

あれから長い年月が経ち、多くのひとたちに支えられ、いまの妻と結婚するにいたる過程で、ようやくあの時の理由がわかりました。

 

それは、夫婦のコミュニケーション不足です。

離婚の理由すらわからないほど、コミュニケーション不足だったんですよ。

笑っちゃいますよね。

 

当時の僕は、仕事ではしっかりとコミュニケーションをとって成果をあげているつもりでしたが、家に帰ると妻とのコミュニケーションは自分の気が向いたとき、自分がしたいときだけでした。

あなたは心当たり、ありませんか?

心当たりのある方は、気がついていないかもしれませんが家庭崩壊のリスクが内在しています。

 

「うちの妻にはそのような兆候がみられない」と思われる男性もいるかと思いますが、女性は我慢強く、ストレスを限界までため込み、限界を越えるときに爆発するといわれていますので、いま現在そのような不満やストレスを口に出していないだけなのかもしれません。油断は禁物です。

 

バツイチの男がなにを語ってんだよと笑われるかもしれませんが、僕が夫婦のコミュニケーションにこだわるのは「もう二度とあのようなミスは犯さない」という決意の表れであり、それを意識するようにしてから公私ともにV字回復したからです。

ま、そんな自戒の念をこめて、今回は夫婦と仕事のコミュニケーションについて書いていきたいと思います。

 

 

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聞く力こそが、仕事と家庭の最強スキルになる。

→聞く力がなければ、最悪、家庭でも仕事でもリストラだ。

→羽生名人も語っている、聞く力の重要性。

→聞く力を伸ばすことで、家庭でも仕事でもモテ男になれる。

新入社員がまず実社会にでて教わるものに「ホウレンソウ」があります。

報告、連絡、相談。

その頭文字をくっつけた息の長いビジネスワードです。

報告は気づきや発見を生み、連絡は課題の共有意識を生み、相談は安心と成果を生む。

だからこそ、ビジネスの世界で大切なものと教わるのです。

 

これを育児や子育てに当てはめてみましょう。

奥さまはきっと毎日あったことをあなたに話したいと思っています。話すことで、気づきや喜びを共有しつつ自分の中のストレスを希釈し、安心したいのです。

 

「今日、こんなことがあったよ」「この前の件、こんな返事がきたよ」「今度の休み、どこか行きたいな」男性である夫は、えてしてこのような夫婦の何気ない会話を聞き流しがちです。が、それが良くない。

もし、これが仕事のシーンだったら、あなたは同じようなリアクションをとれますか?

できませんよね。そんなことしたら取引先からは仕事を切られ、会社内では重要な案件はまわってこなくなります。そして、最悪の事態はリストラです。

 

おわかりいただけたでしょうか?

家庭でも仕事でも、まず最初に大切なのは相手ときちんと向き合い「話を聞く」という行為です。そして、話を聞くことを意識するだけで、対人関係は劇的に変化し、物事は好転していきます。

 

大切なのは「聞く」能力。

将棋の羽生名人が、聞く力の重要性に関して以下のように述べています。

 

三流はひとの話を聞かない。

二流はひとの話を聞く。

一流はひとの話を聞いて実行する。

超一流はひとの話を聞いて工夫する。

(by 羽生義治)

 

さすがは、羽生名人!こころに響くことばです。

昨今、コミュニケーションといえば「どう自己をアピールするか」ばかりが持て囃される傾向にあり、「話す」能力=プレゼン力をことさら伸ばそうという風潮がありますが、僕も羽生名人とおなじく「聞く」能力の向上こそが、家庭でも仕事でも幸せをもたらすと考えています。

 

ここで羽生名人の名言を家庭に置き換えてみましょう。

  • 三流のひと→妻や子供との会話を聞き流す→こいつといる意味ある?と信用崩壊
  • 二流のひと→相槌はうつけどただそれだけ→本当に聞いてるの?と疑心発生
  • 一流のひと→不満や課題解消のための買い物などの行動にうつす→あ、話聞いていてくれたのねと、信頼度アップ
  • 超一流のひと→上記の行動に、炊事や掃除などの実行動をさらにプラスする→惚れてまうやろ!

実にわかりやすくなります。

そしてこれを仕事に置き換えて考えてみてください。

 

取引先のクライアント、会社の上司や同僚、そして部下。みんなが気づきが欲しく、課題を共有したく、そして安心という名の結果が欲しいのです。そこに注意していけばおそらく出世します。昔読んだビジネス本の中に「会議を書記し、まとめ、それをリマインドメールとして展開すると信頼され出世する」ということが書かれていましたが、これは聞く力の派生、一流のひとに該当します。 

もし、その先の一歩をさらに踏み出すことができたら、妻のこころの声「惚れてまうやろ!」が、ビジネスだと「この案件を任せられるのは君しかいないっ!」ってなるのです。

もう完璧なモテ男ですよ、ここまでこれたら。

 

 

まとめ 

→聞く力を伸ばすことで、簡単に自分を非コモディティ化できる。

世の中、自分が話したいひとが多いじゃないですか。

仕事帰りに居酒屋なんて行くと、そんなひとばっかりです。そして、他人の話しを聞くのが苦手なひとが多い。他人の話はなあなあで「でさー、話かわるけどさー」と割り込んでくるひと、本当に多いです。

 

それは言い換えれば、聞く力の向上こそがリターンのチャンスを広げるということに繋がります。有名な相場格言に「人の行く裏に道あり 花の山」というのがありますが、これは「みんながやってることをしても利益はすくないよ、ひとがやらないところに利益がころがってるよ」という、今でいうブルーオーシャン戦略を意味します。

 

これを現実の対人関係や組織、家庭の中に反映させるならば、「まず聞くということに注力」することがあなたを非コモディティ化することにつながります。そしてそれが、あなたが多くのひとに必要とされる重要な要因になるのです。

 

では、どうすれば聞く力をのばせるのか。

 

これまでの仕事の経験をベースに、それについて考察できることをまとめていきたいたいと思いますが、それはそれで長くなりそうなので、また後日のお楽しみに。

ま、バツイチ再婚男がなに言っても説得力ゼロな気もするけど(笑)。

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