(第一話はコチラになります。 第一話 | 初診時に医師から説明された5つのことと帝人の簡易検査キット )
2018.11.22 簡易キットの検査結果報告
→保険適用ならず。
→施設のある他の病院での入院再検査のすすめ
11月頭に自宅で行った睡眠時無呼吸症候群の簡易検査の結果が届いたとクリニックから連絡があり、その報告を伺いにいく。
結果は以下のレポートの通りだ。
11月2日-3日分→中等症
睡眠1時間あたり平均で約23回の呼吸停止(低下)。
最大約78秒間の呼吸停止。
いびきは1時間あたり平均87回の観測。
(帝人から送られてきた睡眠時無呼吸症候群検査結果より)
11月3日-4日分→重症
睡眠1時間あたり平均で約32回の呼吸停止(低下)。
最大約117秒間の呼吸停止。
いびきは1時間あたり平均88回の観測。
(帝人から送られてきた睡眠時無呼吸症候群検査結果より)
「この結果から重症の睡眠時無呼吸症候群と判断できるのですが」
担当医師は検査結果の紙を見ながら言葉を続けた。
「一時間あたりの無呼吸状態が平均40回に達していないため、この簡易検査の結果だけでは保険の適用ができないので、保険適用をのぞまれるならば入院検査の必要があります」
最大117秒の無呼吸状態でも保険適用外なの?
→保険適用基準の杜撰な設定
えっ!?
マジっすか!?
だって、約2分の無呼吸状態が計測されているのに、1時間で40回以上とかいうハードルの設定自体に意味なくないですか?
2分×40回って計算してみようよ…
80分だよ、80分!!!
時空を超えてもクリアできないよ!!
設定がおかしいでしょ!!!
(まぁ、この計算も頭相当悪いけど…)
説明をつづける担当医師の言葉を冷静に聞き流しながらも、頭の中ではこの不条理に対する怒りがフツフツと込み上げ、そして金勘定を始める。
だって、入院検査になるとそれだけで実費5万円だよ。
検査だけで5万円だよ!!!
そんな金、払えるかよ…子育て以外にもいろいろ要り用なお年頃なのにさ…
それにさ、ちょっと、おかしいことに気がついたんだ。
帝人の検査結果の確認ミス
→付属のアンケートに記載した収録ミス日をデータ検証していた
「すいません、この一回目の検査結果の日付け。11/3の朝のデータになっていますが、その日はデータ収録失敗したので、NGにしてくださいと帝人のアンケートにも記入したんですが」
そう言って、僕はこのブログの記事を担当医師に見せて確認した。
「ほら、一回目は10月30日に検査していて、この二回目は収録失敗と記述していますよね」
「おお、ほんとですね」
担当医師は面白そうに僕がフリックするブログ画面を眺めてこういった。
「10月30日、妻の観察、いつもより静かだけど激しいイビキ…」
「矛盾してますよね、この言い方…」
「いやいや、言いたいことよくわかりますよ、うん、わかる…」
そういうとニヤニヤする顔を隠すように、彼はモニターの方に顔を向けてこう続けた。
「ブログ…そんな写真まで貼ってるんですね(ぷぷ)」
くっ…
その一言で僕の戦意は儚くも折られた。
僕がこの担当医師を個人的に好きで雑談などの話が合うってのもあったが、この検査データの取り違えは彼の責任ではなく、検査した帝人ファーマの責任であるからだ。
それにたぶん、40回/hのハードルを僕は超えていない。
一回あたりの呼吸停止時間の長さが評価対象でない以上、これは粘っても無駄と判断した。
今後の予定
→紹介状を持って、近隣の病院にて入院検査を受けるか
→口呼吸の大きな原因である慢性鼻炎の治療に一旦移行するか
僕が治療を受けているクリニックの担当医師は、非常に真摯で面白い方だ。
だから僕はこのクリニックで彼の治療を受けたいと思っている。
それに検査入院費用もなるべく安いところにしたい。
その旨を彼に伝えると彼は以下のような解決策?を提示してくれた。
1.まずは⬜︎⬜︎病院へ紹介状を書きます
2.⬜︎⬜︎病院に電話していただき、費用を確認してください
3.その金額に納得がいかない場合、再度別の病院への紹介状を書きます
4.⬜︎⬜︎病院は患者を離したくない傾向があるので、当院での治療をご希望ならば、検査前に当クリニックでの治療希望を伝えておいてください
(めんどくさ…)
二回目診察費用:¥380-(3割負担)
<累計:¥3,930-(3割負担>
帰宅すると、妻に今日の検査結果の報告をした。
「5万円は高いよねえ。それよりも慢性鼻炎の治療を先にやったら?近所の耳鼻科さん、すごく良かったよ」
と、これまた想定外の提案を受けた。
うーん、悩ましい。
睡眠時無呼吸の入院再検査か、それとも慢性鼻炎治療か。
シェイクスピアのハムレットのような悩ましい二択。
どちらを選択しようとも、まだまだ今回の治療の旅は長くつづくそうで、溜め息がでた。
(つづく:たぶん二週間後くらいになります)